亥会口上
梅田の亥会(2001.9.30.sun)

 昭和46年亥歳生まれの噺家さん11人による落語会。もう前々から楽しみで楽しみで!普通の落語会というよりはお祭という感じ。なにしろ若手男前噺家が11人も揃うわけですから、黒紋付に袴つけて高座に居並んだ様は、そりゃぁ圧巻でした。

初めて見る方もたくさんいらっしゃって、技量不足でとても11人もイラスト描けません!代表して左から紅雀さん、三金さん、吉弥さんのつもり。
日本男児が黒紋付着たら、男前度300%アップです。

 本当に一日に11席も落語が聴けるんだろうか……と正直不安でしたが、そんな自分を試すために前日は落語会を二軒はしごして8席聴いたけれど全然大丈夫でした。
 この会の前の日はとてもいい落語会が目白押しで、昼食の時に一緒になった方に聞いたことには、当日亥会に来ていらした方のうち何割かは前の日に私のように落語会をはしごしている……ということ。恐ろしや落語ファン!  でも、この会のプログラムを組んだ方、どなたか存じませんが、やるなーと思います。メリハリが効いていて、あまり時間を感じず楽に聴くことができました。これが濃いキャラの落語家さんが二人続いたりすると、集中力が途切れたりしたんじゃないかな?

亥会の桂米吉さん ←大幅に遅刻してきたという米吉さん。
朝の10:30から始まる落語会だし、
一人くらいこういう人がいてくれないと、かえっておもしろくないですよね。
「七段目」はさすがでした。


亥会の桂歌々志さん
→待ち時間の間に「幸せになるためにはどうすればいいのか?」
ということを考えていたという歌々志さん
相変わらず突拍子もないことをもっともらしく言いはるのがおもしろいです。


 のちのちまで忘れられない会になりそうです。次は10年後の予定ということですが、そんなケチなこといわずに毎年恒例にしてくれないかなーと、切に願っております。
46年生まれの噺家さんによって建国された「いのしし王国」さんのホームページは こちらからどうぞ。