鰻のかねよ

かねよ寄席(2001.10.28.mon)

 かなり無理をして行ったこの会。でもその甲斐は十分にありました。(詳しくはこの日の日記を参照して下さい。)
 京都は新京極、創業以来の趣のある建物。しかもおいしいおいしい鰻丼つき!「遅れて行っても落語会に入れますか?」と問い合わせたところ、お店はとても親切に対応して下さいました。とてもあたたかいお店です。
食事時間に間に合わなかったので、鰻丼は折詰にしていただきました。(後で食べたら、鰻はもちろん、卵焼きにじっとりとダシの味がしみていて本当においしかった!)
 歴史を感じるとってもいい色の鴨居に柱、畳に屏風。そんな中で聞く最高の落語。もううっとり夢のような時間を過ごしました。

千朝さんの「饅頭こわい」  開口一番の紅雀さんの「道具屋」は聞き逃しましたが、宗助さんの「親子酒」(私とても好きなネタ)には間に合いました。そして千朝さんの「饅頭こわい」!!動作と表情がなんともいえない!にじみ出てくるおもしろさで、もうたまりませんでした!
 こんなよい会を続けておられるお店に、落語ファンとして心からの感謝。残念ながら平日の京都ということで、大阪で勤める身ではなかなか行くことができません。でもいつか、このお店で温かい鰻丼と名物の茶わん蒸しもいただいて、軽くお酒なんかも飲んだりしてから、ゆったりと好きな演者さんの妙技に酔いしれてみたいものです。早く、この夢が叶うといいなぁ。